■ 夏幻の恋
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■ 詳細
■ ストーリー
その日、男たちは夜の館で惹かれあった。
日本の昆虫の生態を大学で研究している大地は、夏休みに現地調査のため、珍しい蝶がいると言われる山奥へと旅行に出掛けた。 村役場にお願いして住居を借り、山の中で生態調査をしていたある日。 土砂降りの雨の中で見つけたのは、自分が追い求めていた幻の蝶。 逃がしてはいけないと追い掛けた先には、今まで見たこともないような古ぼけた、だが立派な洋館が建っていた。 家の中に入った蝶を追ってその洋館の前に立つと、急に閉ざされていた門が、大地を招き入れるかのように開いた。 足を踏み入れる大地。 屋敷の周りを廻ると、屋敷の裏には沢山の花が咲いていて、その中にひとりの青年が佇んでいた。 その青年は雨の中、花を両手一杯に摘むと、家の中に入っていく。 その姿が気になった大地は、青年が消えたところに近づき、家の中を覗き込んだ。 そこで見たのは先ほどの青年と、もうひとり別の青年とが抱き合う姿だった。 大地は驚き、慌てて逃げ帰る。 が、その印象は消えない。 翌日、またその場所に訪れるが、その家はどうしても見つからない。 仕方なく山を下りようとした時に、山は深い霧に包まれてしまう。 その中でさまよっていると、大地は再び、先日の青年に出会う。 下山の道を確認しようとする大地に、青年は霧の中で山を下りるのは危険だと家に招待してくれた。 その先で待ち受ける、もうひとりの青年。 ふたりに歓迎された大地は、しばらくこの家に滞在することになる。 しかし、そのことで洋館に閉じ込められることになるとは、大地は思わなかった。 この滞在の最中に、大地は夏の幻のような恋と悦楽を経験することになる。 ■ CG
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