■ 独り占め(ヒトリジメ)(DVD-ROM)
■ 詳細
■ ストーリー
主人公・只野敦は、どこにでもいる平凡な大学生。
ある日、病弱した両親に代わって、なにかと面倒を見てくれていた叔父が亡くなり、 敦は兄の嵐と一緒に、弁護士事務所の一室に集められる。 叔父と懇意にしていた弁護士が言うには、二人にあてた遺言があるという。 それによると、「ふたりには自分の経営するアミューズメント施設で働いてもらい、 そこで働く2人の女性から認められた人間だけが、遺産を継承する」という内容だった。 叔父はビジネスで成功した資産家で、その遺産となれば不動産だけでも億単位のもの。 敦は一も二もなくその話を引き受けた。反面、すでに会社人として働き、 亡き父の残した会社を立て直している兄にとっては、ひたすら時間を取られる迷惑な話でしかない。 けれど遺言には「二人が働かないと」とあるので、兄に降りられるワケにはいかない。 敦は兄に懇願して、なんとか週に3日だけ働いてもらえることになった。 もちろん、急な兄との情に目覚めたわけではない。叔父の遺産だけが目当てだ。 今まで目の上のたんこぶだった兄を出し抜き、遺産を独り占めにして、さらには その叔父が信頼していた女たちをも、独り占めにするつもりだったのだ。 そう。まずはその二人の女、アミューズメントスポット全体を取り仕切っている という東雲彩奈と、まだ若いが優秀らしい従業員の柊夕というふたりの女を自分のモノにする。 兄は、この遺言がテストであり、二人の女は試験管だと思っているようだったが、 敦は違った。このふたりの気を引き、手に入れることそのものがテストであり、 答えなのだ。金も女も何もかも手に入れるか、それとも何も得られない徒労で終わるか。 つまりはALL or NOTHING。当然、敦は指をくわえたまま何もせずに負け犬になるつもりはない。 とりあえず俺は、叔父が遺したというアミューズメントスポットへ向かうことにした……。
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